2015年2月22日日曜日

てくてく展示




お仕事週間から抜けた休日

美術館に行きたいな
でもヘヴィなのは受け付けないな

色々迷って渋谷の松濤美術館へ向かいました


現実から隔離された空洞をはらんだ建築
宙に浮く緊張感ある橋がそこを貫いていて
なんだか色っぽい雰囲気

ドーナツ型の展示場はけして広くないはずなのに
くるりと回って始めが終わりに繋がる浮遊感

座った途端深く深く自分の心に沈み込めるソファもあちこちに置かれていて

とても気に入りました
また必ず散歩に来よう


ちなみに今はパリの画家ロベール・クートラス展が開催中です

これまで画集で1枚1枚静かにじっくり眺めていたタロットカード状の作品たちが
実物はもう少し勢いのある狂気をまとってることを感じて驚きました


良い展示だったので元気な気分

そのまま歩いて今度は日本民藝館へ行くことに


寒風吹きすさぶ中引き戸をガラガラと開けて
一歩足を踏み入れると包まれる安心感

豊かに丁寧に時を重ねてきたことが感じられて
すぐにその場に身を任せられるような気持ちになりました


開催してるのは工芸的な文字の世界を集めた展示

実用的な情報を含む文字という存在はデザインにおいていろんな制約を生みそうな気がしていたのだけど
人々の生活に密接した美しい工芸品の中で生き生きとしている文字はとても自由な印象でした



素敵な休日を演出してくれたふたつの展示
建築含めどちらもおすすめします


松濤美術館 http://www.shoto-museum.jp/index.html
ロベール・クートラス展(後期)は2/28〜3/15

日本民藝館 http://www.mingeikan.or.jp
文字の美ー工芸的な文字の世界展は3/22まで


ああ、良いお休みだった!





***希良***

2 件のコメント:

  1. 上京して感じたのが街のそこかしこに小さなギャラリーや画廊があって、先ほどまでの喧騒は嘘のようにどこかへ、そしてほっと一息。
    大好きなイラストレーター、アシュレイ・ウッドの展覧を渋谷で一人対峙して、嬉しかったな。

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  2. 展示って意外と今自分に必要な物と巡り合ったりしていいですよね。
    私も明日どこか行きたいと思います。

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