お仕事週間から抜けた休日
美術館に行きたいな
でもヘヴィなのは受け付けないな
色々迷って渋谷の松濤美術館へ向かいました
現実から隔離された空洞をはらんだ建築
宙に浮く緊張感ある橋がそこを貫いていて
なんだか色っぽい雰囲気
ドーナツ型の展示場はけして広くないはずなのに
くるりと回って始めが終わりに繋がる浮遊感
座った途端深く深く自分の心に沈み込めるソファもあちこちに置かれていて
とても気に入りました
また必ず散歩に来よう
ちなみに今はパリの画家ロベール・クートラス展が開催中です
これまで画集で1枚1枚静かにじっくり眺めていたタロットカード状の作品たちが
実物はもう少し勢いのある狂気をまとってることを感じて驚きました
良い展示だったので元気な気分
そのまま歩いて今度は日本民藝館へ行くことに
寒風吹きすさぶ中引き戸をガラガラと開けて
一歩足を踏み入れると包まれる安心感
豊かに丁寧に時を重ねてきたことが感じられて
すぐにその場に身を任せられるような気持ちになりました
開催してるのは工芸的な文字の世界を集めた展示
実用的な情報を含む文字という存在はデザインにおいていろんな制約を生みそうな気がしていたのだけど
人々の生活に密接した美しい工芸品の中で生き生きとしている文字はとても自由な印象でした
素敵な休日を演出してくれたふたつの展示
建築含めどちらもおすすめします
松濤美術館 http://www.shoto-museum.jp/index.html
ロベール・クートラス展(後期)は2/28〜3/15
日本民藝館 http://www.mingeikan.or.jp
文字の美ー工芸的な文字の世界展は3/22まで
ああ、良いお休みだった!
***希良***